エキスパートが集う救急外来一つ一つの判断が人の命を左右する現場

看護師が救急外来を担当するときの問題点

救急外来を担当する看護師によくある問題は、休憩が不規則なことです。
重症の患者さんがいつ来るのかは予測できません。
そのため、休憩時間は規定通りに取れないこともあります。
休憩が不規則になるので、食事なども不規則になるのです。
それでは健康を害する可能性もゼロではないでしょう。
改善策としては、人員を増やすこととシフトを組み直すことです。
人員が増えれば、休憩を取る時間的余裕を作ることができます。

交代で休めるくらいの人がいると、上手く休憩が取れるでしょう。
それ以外では、シフトを組み直すという手段もあります。
シフトを調整すれば、休憩が取れるだけの時間を作ることができる可能性があります。
短時間勤務の看護師を増やすなどの工夫をすれば、看護師が休憩を取れる時間を作れるでしょう。
他によくある問題点としては、気持ちがついていかないことです。
救急外来には常に重症患者が運び込まれます。
すべての患者さんを救えるわけではないので、気持ちが落ち込んでしまうのです。

その気持ちのまま仕事をしてしまうと、ミスにつながる危険性があります。
それを防ぐ改善策としては、気持ちが落ち着くまで現場を離れることです。
代わりの人員を配置して、気持ちが戻るまで現場を外します。
その間に気持ちを切り替えることができれば、新たな気持ちで仕事ができるのです。
そこまでのアフターケアができないのであれば、看護師はどんどんいなくなってしまいます。
看護師が貴重な戦力だと認識している病院であれば、それぐらいのケアはしてくれるでしょう。